平成22年8月10日 「縁を生かせる人に」
さて、3年半ほど前にスタートした
「書道」への道。
いっこうに上達しないのに、
検定の級は受けるたびに進み、
あはは・・・(笑 こんな私が
いよいよ初段を受けさせて頂けることに
なりました。
「段」と付くと、いきなり
提出物が一気に増え、楷書、行書、草書の他に
「般若心経」が入ります。
高校~短大と5年間に渡り
写経をしていたくせに細筆苦手・・・・。
「男みたいな字書くね」
といつも先生に言われています。
誉められているんでしょうか?
この「般若心経」の中に出てくる
「色即是空」(しきそくぜくう)
実に奥深い意味があります。
この「空」とは形のないものを指します。
五行で例えれば「水」。
すくえば指の間から漏れしたたり、
熱すれば蒸気となり、冷やせば凍りつき、
一滴の水は深海を作り出す。
「木」は「刀」で削れば、
立派な木彫りの熊が出来上がる。
鋸で木を切れば家を建てる柱となる。
最初は何でもなかった物質「空」が
ある作用が加わると、実体のあるもの「色」となる。
「空」是すなわち「色」なり なのです。
この作用とやらは無常であり、常に変化している。
ここで出てくる作用とは人間社会に置き換えると「人の縁」。
我々、五行による人間の相性診断をしますが、
金剋木 金→木(金は木を切り倒す)
これを聞いた人は
「じゃあ、木の生まれ日の人は、
金の生まれ日の人が苦手なんですね?」とたいてい
尋ねられます。
立派な木彫りの熊も、彫刻刀の「金」の存在があって
初めて命を吹き込まれ、存在するものです。
その彫刻刀だって、鉄の塊を火で熱して
形を整えられたおかげで出来た実体。
物質には何らかの作用が加わって
実体としてそこに存在しているため、
不変ではありません。
人の心も体も、考え方もずっと同じではない、
出会った人物、両親、友人、師・・・出会った人から
与えられた言葉にふと、元気をいただくことがあります。
行き方を変えるほどの、大きな影響を受けることがあります。
人生は不変ではないのだから、
「空」何もない今を悲観するなかれ、と教えてくれています。
「空亡」の年に、良くないことが続いたら、
このまま自分の人生ずっとダメなんじゃないか、
そんな風に思考が悲観的に
なりますが、不変でないなら、きっとまた変わるんです。
出会った人との縁を生かすことは
「あぁ、この方と出会って良かったなぁ」と
小さな喜びを毎日の中で見つけ感謝する、
そんなところから、プラス思考が育ちます。
「色即是空」
奥深い4文字でしょう。
意味は素敵なんですけれど、
「色」って文字・・・・・・
はらいとか、はねがあって、
書きにくい文字なんですよね~。
